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Posted by ミリタリーブログ at

2017年04月15日

楽園追放 ディンゴのライフル

こんにちは。
m14

最近ようやく「楽園追放」というアニメを見ました。もともと映画公開時から気になっていたのですがズルズルと映画館に足を伸ばすのが遅れているうちに上映終了となってしまい、そのままにしていたのです。
楽園追放

結論から言って「あ~映画館で見れば良かったのに~!」となりました。CGでも違和感のないキャラデザ、超美麗な戦闘シーン(あの板野一郎監修・・・。)、なんといっても本編が終わってからも観客にその先を考えさせられる余韻のあるエンディング、あ~ほんとに大スクリーンで見たかった・・・。自分のバカ!!

脚本は虚淵玄。このひとは個性的な人工知性をだしてきますね。「ガルガンティア」のチェインバーも主人公を守るため自分を犠牲にしますが、今作のフロンティアセッターも「自分の生存確保の為に人類の大多数が収容されているディーヴァ(コロニーみたいなものです)を攻撃するのは許されない」とか言ってます。
楽園追放

「ガルガンティア」のチェインバーはおそらくターミネーター2のガーディアンがモチーフでしょう。今作のフロンティアセッターはそのさらに上をいってなんと仁義を理解したり歌の編曲をしたりします。古今SFでは人工知性は良く取り上げられるガジェットですがいつも自分が思い出すのはP・Kディックという作家の話に出てくるそれです。
楽園追放

P・Kディックといえば「ブレードランナー」「トータルリコール」等の原作者として有名です。彼の著作の一貫したテーマは「人間とは?人間らしさとは?」というものです。実際「human is 」という作品もあるぐらいです。
この作品では冷酷な夫が体を宇宙人にのっとられてしまい、夫か宇宙人か選択を迫られた妻がくだす意外な選択がオチでした。ひどい本物の夫よりやさしいニセモノの夫と暮らす方を選ぶのです。
ええ~そんなんアリ?!と衝撃を受けました。
http://www.ne.jp/asahi/sftanpen/arasuji/Pkd/00404Pkd-JikanHikousi-HumanIs.html
楽園追放

ブレードランナーでも最後の格闘でレプリカントがデッカードを殺さず死んでいきますよね。彼は最後の瞬間に人間らしさを得たのでしょうか?

P・Kディック曰く「人間らしさとは相手のことを思いやることができるかどうかである。それができればアンドロイドであろうがコンピューターであろうが宇宙人であろうが人間である。それができなければ人間ではない。」
とのことです。できなければ魂の無いニセモノ、シュミラクラと切り捨てられます。
最近現実でも多いですよね。政治家やネットで富を得たひととか。シュミラクラ。お前はどうなんだ、と問われない様気を付けたいですね。


最後にフロンティアセッターは人類末裔の矜持を胸(?)に星の海に飛び出して行きます。ん~でもそれで良かったのかな、とも思うのです。たいてい人工知性は人類と戦い始めてしまうのですが、フロンティアセッターみたいに友好的なのは稀な存在だと思うのです。一緒に共存の道を進んだほうが良かったんじゃないのかなー?

やさしくて思いやりのあるパソコン、是非一台欲しいです!



m14


んで劇中でディンゴがレイルの付いたM14を持ってました。なぜかバナナマガジンが付いてます。7.62mmのなんてないので作ってみました。
楽園追放
楽園追放

m14
m14
m14

ダットはコンプM4みたいですがとりあえず持ってるもので代用ですw。

それでは。  

Posted by 万咲月太 at 17:47Comments(2)おもちゃエンタメ電動ガン